top of page
研究内容
・異形金ナノ粒子の研究
金ナノ粒子はサイズ・形状により光学的性質等が大きく変化する。三角板状や樹状粒子などの異型金ナノ粒子を合成と生成機構の解明を行っている。また、得られた金ナノ粒子を電子顕微鏡観察・流体力学的サイズ測定・蛍光増強実験等を行い、粒子形状・サイズや保護層の厚さの蛍光増強へ及ぼす効果等について調べている。
・界面活性剤会合体系での二分子蛍光消光反応の研究
ミセルやベシクルなどの界面活性剤会合体系での化学反応は会合体内部や表面でのミクロ領域の環境の影響も受ける。界面活性剤会合体系でのキノン類などの消光剤による消光をピレン類などの蛍光体が発する蛍光を測定する。蛍光等の測定により界面活性剤会合体系での蛍光体から消光剤への電子やエネルギー移動反応や、さらに蛍光体や消光剤周辺のミクロな環境での状態などについて調べている。
・イオン・分子のミセルなどへの吸着・会合状態の研究
イオン・分子がミセルなどに吸着・会合することにより、溶液の電気伝導度やイオン・分子の移動のしやすさ(拡散係数)などが変化します。イオン・分子とミセルや新規材料の混合溶液で電気伝導度・拡散係数や吸光度などの測定行う。これらによりイオン・分子のミセルや新規材料への吸着・会合度や吸着・会合状態などについて調べている。
・その他
ミセル(石鹸分子会合体)とベシクル(生体膜モデル膜)の模式図
球状金ナノ粒子と三角板状金ナノ粒子の透過型電子顕微鏡写真
bottom of page