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研究室

メッセージ

 界面活性剤は極めて薄い濃度でタンパク質と相互作用し、タンパク質の構造に影響を与えます。界面活性剤はタンパク質の規則構造を壊すことが多いですが、新たに規則構造を形成することもあります。その一方で、界面活性剤はタンパク質の構造を熱や変性剤から保護することもあります。同じ界面活性剤が『破壊と形成』あるいは『保護』という相反する作用をすることは、とても不思議でおもしろいことだと思います。

 そういう界面活性剤は、物を洗うためだけでなく、水に溶けない物を水に溶かす、水と油を均一に混ぜる、水中に固体微粒子を均一に散らばらせるためなどに不可欠な物質で、食品・医薬品・化粧品など、さまざまな製品やそれらの産業分野で使われていますが、それはあまり知られていません。まずは、一度、身のまわりの製品を見て、「界面活性剤」に興味をもち、「界面活性剤はおもしろい」と思っていただけたらうれしいです。

研究室へのアクセス

研究室はB6号館にあります。B6号館はキャンパスのずっと奥の方に位置します。正門からB6号館へのルートは複数ありますが、その1つを紹介します。

正門を入って、右前方のA1号館に沿って進みます。突き当り〔B1号館前〕の下り坂を三叉路まで行き、そこから上り坂を進みます。右側のB4号館、B5号館を通り過ぎて、その先がB6号館です。

実験室実験
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